演歌もトラッドカルチャーpart-3

2017年9月30日 by tossymiura

ドルビーサウンドの大音量で、宇崎竜童の演歌!が流れた。1976年ごろだった。
なんの映画か忘れたが、上映前のコマーシャル映像の話。
映画館でのVAN「SCENE」 キャンペーンの映像がスクリーンいっぱい大迫力だった。アメリカ西海岸の波うち際を男女ペアで裸馬にまたがり、ギャロップで駆けるシーンのBGMである。宇崎竜童がブギウギバンドから独立して最初の曲でそれも演歌。

scene

余談だがVAN JACKETは、当時意匠デザインや宣伝広告も世間の評価が高く、ノベルティなどレアものとして、今でも取引されている。この企画は社内でディレクションしたと思うのだが、私は、気に入らなかった。どうにもアメリカと演歌が結びつかない。一言でいえばカッコよくないのである。このとき以降、この曲を聴くことはない。どちらかと言うと最近私は、宇崎ファンである。
そのあとの演歌はよかったのに。

van

ある時、当時の石津謙介社長が我々の居る企画室に現れ、この映画館でのコマーシャルフィルムに関する意見を求められた。私と他は販促部の連中がテーブルについて一人一人意見を述べた。作った本人はミスマッチで新しいつもりだったと思うが、イケてない。新しければイイというものではない。
この意見は少数派だったと思う。石津謙介社長も同意見だったと記憶している。

いかに、カッコいいかを追い求めた石津謙介氏からすると、トラッドの精神から、ちょっと外れたような気がする。
30/Sep/2017 UNIVERSAL LAB INC. デザイナー三浦 俊彦

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