石津さんは、和製英語で造語の天才です。スウィング・トップはゴルフのスウィングからきていてゴルフジャンパーの型。我ブランド名になっているSOUTIENCOLはフランス語が由来で、SOUTIENとCOLの造語で日本だけで通じるコートの型名。
SOUTIENは支えるといった意味でCOLは衿 コンバーチブルの衿は立たせると顎を支える仕様になる。以前東日本大震災のあと、パリのショップのウインドにSOUTIEN AU JAPONのキャッチを見て、由来を思い出した。
さて、最近の話題に戻るが、PYJIMASを又作り出した。10数年前、テレビの特別番組にも出た、この時の司会役のツノダ氏にも別注でパジャマを進呈。
ホテルのロビーでパジャマに紺ブレを羽織って撮影し、カタログも出した。
今思えば、独りよがりだったと反省している。発想はいいがコマーシャル・ベースに乗せるのが苦手な自分を自覚。
これに似たことが以前のVANでもあって、ある日石津謙介氏が、SLEEPとPLAYをかけてSLEEPLAYなる造語を考え、VAN ブランドのパジャマを作ったことがある。これも同じような道をたどった。
最近のTV映画で、アメリカ人のクリスマスパーティーシーンで、大邸宅に友人家族をよんで夜11時を回ると、子供を寝かせた後にここの主人がこれから「パジャマパーティ」よと言ってパジャマスタイルに着替えてパーティーが始まった。パジャマは寝るときだけではないライフスタイルが、そろそろ我国でもと感じさせるシーンでした。