Archives

Category Archive for ‘Philosophy’

インド紀行Part.3
古いアルバムから出てきた。
酷暑なので、ヒヤッとした写真でも。ヒヤッとはヒャッとでも、ヒャー!
細い、若い、ひげ黒い の3連発。これは36,7年前インドでの写真。
連れ合いに、ブログを昨日upされ女子達から多くのコメントが寄せられています。普段、蛍光灯の連れ合いはことスマホに関して素早い。

20180803_090029 20180803_090040

独立してデザイン事務所をしているころ、テキスタイル・デザインでN社と契約
その仕事で、マドラスに1週間滞在。だんだんと思い出してきた、シンガポールで
乗り継ぎインドの南、スリランカが見えるところまで行った。
中山商店のマドラス在住の人がいて、その奥様がARISONという生地の産元を経営。
織は外注で、整理、管理、配送だけ行う会社。ARISONさんはブラーミンで自宅は
大理石作りの豪邸だった。
インドの子供との2ショットは、その頃6歳ぐらいとして今42,3歳になってるのか。
感慨も深い、それ以来交流もないので、どうなったか計り知れない。

20180803_085914 20180803_090012

彼女のファクトリーでマドラス・チェックをたくさん作った。その頃私がテキスタイルしたパターンがどこかにあるはず。
今、又マドラス・チェックが新鮮に思えてきた。昔の資料を引っ張り出しダークな
アース・カラーで小柄マドラスをスペシャル・オーダーしようと考えている。

20180803_085939

SOUTIENCOL 今後の指標Part.4

資格も資本もあまりなく創業出来るのが、アパレルメーカー。
この仕事に携わって50年、50年といえば半世紀。
我が、恩師でもある石津謙介氏が、日本にお洒落な既製服の基礎を作って約60年、本人は1代だがブランドとしては2代で、今も継続中。それにしても洋服の歴史は浅い。評価としては一流だが、
業界社会を見れば、まだまだと思う。

日本国内だけを相手に、商売してきたことが今のモノ作りに多大な影響を及ぼしている。前にも書いたが、工場にとって難しいモノ、手のこんだモノは、避ける傾向にある。これは、国内だけを相手にしているため、はやりすたりが激しく、やったりやらなかったりで同じモノの継続がない。原料の糸なんかも同じで、輸入毛糸等は、ブームがすぎれば仕入れないので、セーターを安定的に作っているイタリア等は、必然的に最良の毛糸が、ほぼ安定して仕入れられる。日本はその逆である。

ダッフルコートを、長年作ってきた工場が廃業した。
これも、作ったり作らなかったりだった。
今、世界的に定番といわれるモノには歴史がある。
アパレルメーカーというよりファクトリーブランドで、世界基準で考えられている。

定番と呼べるアイテムが、やっと育ってきた。コートで言えばSLIP-ON
シャツで言えばRE-MAKE POLO 器用貧乏に、もうオサラバしようと思う。
そういっても、又インドが気がかりの今、性懲りもなくになりそうな雰囲気。

2018/JULY/20 Designer 三浦 俊彦

20180106_091726

この春夏は特にこのプルオーバーデザインのシャツが好評だった。

レディースでの展開が増えてきたのも影響したように思う。
ブランド発足(1992年)当時、最初にリリースしたのがこのシャツ。
当時RE-MAKEする前で、ただのPOLOという型名だった。
当時、知ってる限りではレインスプーナーしか、プルオーバーのシャツはなかった。
50年代後半、私の恩師でもある石津謙介氏に直接指南されたシャツである。
その後、頻繁に(私は付いていけなかったが)ボタンダウン好きの上司のT氏とボタンダウン談義が延々と続いた。衿のボタンの位置を変えるなど綺麗なロールが出るよう工夫したのを覚えている。

この私も、RE-MAKE POLOが大好きだ、10代の頃プルオーバーシャツばかり着ていた。
年齢ともにお肉が育ってくるので、衿がだいぶ抜けるようになった。これが又、今風なのである。少年風シャツは私の永久不変アイテム。

IMG_6546 IMG_6545

28 Kothi Jaipur bungalow99
言わなくてもモノが語ると元来、控えめを美徳とした私が70才を過ぎ、
思うことがあり自分をもう少し、さらけ出そうと思った。
インド旅行にもう一人、映像作家でもある写真家を連れて行こうと
考え、三浦がインドでどんな仕事をするのか、ドキュメンタリー風に
ムービーを製作する予定。インドの文化にも触れ、3都市を巡り短編と
長編の編集を予定している。

インド紀行 予告 part.1

9月5日よりインドのデリー〜コルカタ〜ジャイプルへ
19SS コレクションのモノ作りの旅に出ます。

5月にスケジュールを組み、今回行くことに。2年前からデリーで
モノ作りをしているが、新しいところを開拓したいと今回訪印します。
Khadiに魅せられ、今までMichelやリネンのPyjamaを作っている。
来春は、Michelはもちろんロングワンピースの新型Scarlette,
Vacances,Cosette,JaipurそれとPyjamaのバリエーションなど考えている。

ドリスバンノッテンの工房を訪ねたり、Khadiを手織りしている工房を
訪ねたり、珍しい生地を探したりと、コルカタ(以前は、カルカッタ)訪問が興味深い。

インドへの旅行は35,6年ぶり、当時は南のマドラスまで行き、
ヨーガンレールのブロックプリントの工房を訪ねたり、
ラルフローレンの工房で、マドラスチェックをテキスタイルデザインした。

灼熱、高温多湿だったのを覚えているが、今回は比較的北なので
チョット安心、それに現地在住の日本人女性のアテンドなので興味深々。
この女性は、以前から日本へのインド製品のオペレーションの仕事を
やってこられた女性、ディープなインドを体験出来そう。

余談ですが、デリーのゲストハウス「Bungalow99」とジャイプルの「28Kothi」は
お洒落なところで人気急上昇中。この場所も興味深い。
リビングウエアを標榜する私たちには、最高の場所。

インドからの製品コストは、輸入経費を入れると日本製とそんなに変わらず
チョット安い程度。しかし、嬉しいのは小ロット生産が可能で、縫製技術も
良い。又、凝った仕様もOK。
Khadiという特殊な素材も魅力。生産の拠点として、ビジネスのパートナー
として、欠かせない存在です。何かが起こりそうな予感で、今からワクワクする。

 

IMG_6357

SOUTIENCOLの今後の指標
Part 1
縫製工場が、この何年間で様変わりしてきた。
現場の人員の高齢化、跡取り問題、技術者が少なくなり廃業する縫製工場が、我が社の関係工場でも出てきている。それと小ロット製産で高品質なモノ、こだわった商品を我社は標榜してきたが、出来にくくなってきた。いやもう出来そうにない。現に凝ったアウターを26年も縫製してきた国内の工場から、廃業の知らせ。その他、長年シャツを縫ってきた工場から取引停止を幾度も通告され、その都度、工場の意向に沿うよう企業努力を重ねてきたが、今度はミニマム1型50枚を突き付けられ困窮している。
知る限り、50枚ミニマムはいずれの他工場も同じ状況らしい。

いわずと知れて、弊社ブランドも1型50枚の生産ロットには程遠く、今後根本的にやり方を検証し、工場の意向に沿った発注をして行かざるを得ません。
絞り込んだ作り方や、年間定番化などが急務です。IMG_6353

29/JUN/2018 UNIVERSAL LAB INC.三浦談

弊社「SOUTIENCOL」「gardens of paradise」で定番シャツのリネンはイタリアCacnlini社のLinusというリネン生地です。

他メーカーのリネン生地を使ったことがありますが、やはり自他共に賞賛するCanclini社のLinusというリネン生地が

我々が標榜する商品には欠かせません。

風合いを出す為、仕上げ加工の別注もしています。

そんな長年のリレーションシップで、このたびリネンのウンチクや生産工程の写真などリクエストしました。

2018年3月6日イタリアより届き、以下翻訳文と写真をそのままアップしました。

<Canclini Linus>

リネンは10000年前古代エジプト人によって使われていた世界で最も古い繊維製品です。

 

そして有名な商人であり探検家であるフェニキア人によりヨーロッパに持ち込まれました。

今日ではフランス、ベルギー、オランダの9万ヘクタールの土地で世界の80%の亜麻が耕されています。

そしてフランス産とベルギー産のリネンは世界で最高として有名です。

 

これは根本的な3つの要素に基づいています。

適した土地、気候条件、そして専門的にリネンの品質を意識した生産者です。

今日においても文化、収穫、形質変換の技術は一連の変革、つまりリネンを最新の生地として存続させ続けるということが課題です。

 

ありのままの繊維の混率と構造はリネンに格別の性質を与えます。あらゆる天然の繊維製品の中でリネンは最も耐久性があります。

これは繊維自身を強固にする高いセルロースの構成要素によるものです。天然の繊維は構造上、水分吸収を認識する力とは上手く合いません。

リネンの吸水能力はまた無限の色度範囲を可能にし、様々なフィニッシング加工を可能にします。

それは絶縁性質と温度調節機能を持ち、快適にしています。

低刺激性で、布の毛羽立ちに強く帯電防止です。更に100%天然でリサイクルでき生物分解される環境に優しい繊維です。

 

これら全ての特徴がリネンを優れた繊維にし、技術、品質、スタイルと創造性との融合を可能にするのです。

 

我々Cancliniはこの繊維を信じ、研究と試行錯誤を異なる方法で続けています。

 

伝統的なLinusから、先染めは無地とストライプやチェック等両方で沢山の色合いを発達させました。

後染めのLinus TPにおいては、ゆったりと鮮やかな色合いを醸し出しています。

弊社ではこれを元にプリントでも使用し、とても新鮮でした。

もしくは革新を愛する方には色褪せた型がお勧めです。

 

100%リネンというのは大抵よりコンパクトな生地にする為コットンと合わせられますが、弊社は夏の季節に必須な繊維だと思っています。

その為弊社では様々な見た目、新たな研究と流行りの色で毎年提供しております。そして毎回市場で最も人気商品上位3位以内に入ります。

 

夏にリネンのエレガントで繊細、新鮮で快適かつ軽いシャツを好む方にお勧めです。

 

pulitura

raccolta lino Vlasvezels_(1) filatura 1 filatura 2 filatura 3 filatura 4 filatura 5 filatura 6

lino processo 2 lino processo

rocche_beige

image1 image2 image3 P1050947 P1050958 P1050966

LinoCampo

duffle_coat10

自社商品なのでたまにデザイナー自身が2~3回着用した。
非常に希少なケンピ(kempy yarn)入り英国ツイード。

duffle_coat01

duffle_coat04

duffle_coat05

 

duffle_coat07

2013年当時数点限定で作ったダッフルコート。
裏にはレジメンタルst.のパイピング。
タブ裏やフラップ裏には別布のW、ホームスパンがあしらってある。
当時上代\69,000を今回に限り65%オフの\26,082(税込み)。

詳細はこちら

duffle_coat09

ボタンダウンの拘り

SOUTIENCOLプルオーバーB.D.シャツのすべて

IMG_0837

ヒストリー:

1964年にVAN JACKET INC.のボタンダウンシャツを作り始めた。
福島県のファクトリーで、25年前からSOUTIENCOLのシャツは
同じ工場で作り続けています。Made in Japanにこだわり、
理想の型やクオリティを追い求めています。
定番型ですが、デザイナー自らデザイン、型紙、縫製、をディレクションする
職人気質がブランドの根底にあります。

IMG_0843

特徴:

半袖B.D.シャツはプルオーバー型が本格派!
以前からSOUTIENCOLのB.D.シャツは衿が立って綺麗といわれています。
これは、衿腰の前立て部分のつけ方に特徴があり、譲れないところです。
衿のロールが,上品に出るよう型紙で工夫しています。
もちろん柔らかなロールには、接着の芯地ではなく
綿素材の接着されていないフラシの芯を使っています。
師匠の石津謙介さんに、プルオーバーは脱ぎ着しやすいサイズでと
よく言われていましたので、特に肩幅や身幅は広めにしています。
それと、TRADの特徴はナチュラル・ショルダーです。
SOUTIENCOLのシャツ、ジャケットなどは、肩の下がりを
ナチュラル・ショルダーにしています。これが重要なんです。

IMG_0852

B.D.はボタンホールの位置とボタン位置が命!

1.B.D.は、衿のステッチ幅5から6mmで、
ステッチぎりぎりにボタンホールの穴糸がかかってないといけません。
2.問題はボタンの位置です。
衿先の長さ、開き具合によって微妙に変わります。
これはパタンナーの型紙上ではわからない事なんです。

デザイナーの研鑽と、美意識が問われる重要なポイントです。
UNIVERSAL LAB INC. Designer TOSHIHIKO MIURA 25.Oct..2017

半袖B.D.シャツは絶対プルオーバー型が本格派!
1920年代ポロ競技に、初めて白の半袖プルオーバーが着用された。
1930年代中頃スポーツウエア用としてオックスフォード地が特に好まれた。
1930年後半、ほとんどの人はスポーツシャツの裾をパンツの外に出して着ていたので、着丈が短く作られるようになった。

IMG_1707[1]

1950年代から60年代初期までイタリア、フランス(コンチネンタル)の影響があったが、同時にナチュラル・ショルダーのIVY・LEAGUE支持者たちはオックスフォードのボタン・ダウンを愛用した。この時代、上品なペーズリィ柄とロウケツ染めのバティックの伝統的プリント柄と、マドラスチェックが多かった。
型は、プルオーバー型が好まれる傾向がますます強くなっていく。

IMG_1708[1]

 Esquire’s ENCYCLOPEDIA
of 20 th CENTURY MEN’S FASHIONS より

UNIVERSAL LAB INC.
Designer TOSHIHIKO MIURA